春は出会いの季節
技術部電気課 ハンドルネーム 電電虫(30代・男性)
この季節になると、卒業式や入学式の光景が思い出されます。特に今年は、子供が中学を卒業し高校に入学する年であり、自分の頃のことを感慨深く思い出しました。 一番記憶に残っているのは、中学入学の時です。私の通っていた小学校は、1学年20名程度の小さな小学校で、そこからいきなり1学年350名の中学校へ入学した時は、不安と期待が混ざった複雑な気持ちになったことを鮮明に覚えています。しかし、新しい仲間と話すたびに不安は消え、新しい世界が広がっていくことに喜びを感じました。今思えば、子供だったから順応性が早かったのかな?と思います。 もちろん3年間は喜びばかりではありません。先生方や先輩方から厳しくも心ある熱い指導を受け、ときには悩んだ時期もありましたが、あの出会いがあったおかげで成長できたことに感謝しています。(そうでもない部分もありますが 笑) 懐かしい校舎で思い出す 先日、子供が入学する高校の説明会に行ってきました。さすがに高校になると、知っている人は片手だけで数えられるほど少なくなっていました。先生の話によれば、1学年240名で県下49校の中学校から生徒が集まるそうです。私は中学校の数に驚き、うまく学校生活が送れるのかな?と若干心配になりました。当の本人は、言葉には出しませんが、表情は明るく、期待に満ち溢れている表情をしていました。新しい生活に希望に胸を膨らませているんだなと実感し、胸を撫で下ろしました。 校舎内を見学していて、またふと自分の学生時代を思い出しました。教室で勉強せずに漫画を読んでいたこと、食堂で争って食券を買ったこと、たまに授業を抜け出して川に泳ぎに行ったことなど、学生時代の友達とのエピソードを思い出し、「あいつら今どうしてるのかな?」「いい歳だけど元気かな?」「久しぶりに連絡してみようかな?」という思いになりました。 春は別れの季節でもありますが、新しい出会いの季節でもあります。これまでを思い出すと、今まで色々な人と出会った経験が今の自分を作っているんだと実感します。だから今まで以上に人との出会いを一つ一つ大切にして、もっと自分を成長させたいですね。