コレに注目! 私と靴
総務部庶務課 ハンドルネーム 凛佇(女性)
今の季節、富山では天気の悪い日が多い。オシャレしてお出かけしなければならない時に雨や雪だった時は憂うつになってくる。なぜなら、そういった日は「履きたい靴=オシャレな靴」が履けないからだ。そして、靴をベースにその日着る洋服を選ぶから、必然的に服の選択肢が狭まってしまう。天気の悪い日ほど、履きたい靴が履けないからオシャレができないのだと感じる時がある。 「オシャレは靴に始まり靴に終わる」と聞いたことがあるが、まったくその通りだとしみじみ感じる時がある。生まれてからずっとこの土地にいるせいか、悪天候の時に履く靴には苦労してきた。その反動からだろうか、オシャレな靴にこんなにも魅了されるのは。店にディスプレイしてあるハイヒールを見て、「あれはもう芸術品だわ…」と心の中でため息をつき、つい履いてみたい衝動に駆られてしまう。そんな私を見て主人は言うのだ、「一つの身体にいったいどれだけの靴が必要なのか?」と。多分、部屋に積んである靴箱を思いながら…。 以前、主人から“ハイヒール購入禁止令”を言い渡されたことがあった。フラットシューズを履いていて二度ほど捻挫をしてしまい、フラットで捻挫をするくらいだから、ハイヒールだとなおさら、と思ったのだろう。個人的には、フラットだからと気が抜けていて捻ったのだろうと思ったのだが。 しかし、海外旅行に行った時に一目ぼれしたハイヒールを購入できなかったことは今でも心残りである。(Christian Louboutinのレオパード柄ハイヒールである。結局この時はフラットを2足購入したが…)私の足のサイズは国内では探すのに苦労するので、海外では気に入った靴にサイズ・足の型が合えば必ず購入することにしている。そうやって買った靴は、裏張りやヒールの交換などメンテナンスも怠らず、大事に履いている。 いくつになっても颯爽と 女性はハイヒールを履くと、素敵な女性になった気分になる。視野が変わり、背筋を伸ばし颯爽と歩くと、おのずといい女になったと感じるのだろう。多分私もその一人だろうか。周りを見渡してみても、普段ハイヒールを履かない女性が履いている姿を見ると、堂々としてオーラが違うように見える。 また好んで履く靴によって雰囲気も違うように感じる。私と同じ部署の女の子は、ハイヒールよりフラットシューズを好んで履いているようだが、私と違いゆるく優しい雰囲気をかもしだしている。私も20歳後半ぐらいから普段はフラットを履くようになって、肩の力を抜いて歩くようになった。しかし、還暦を過ぎてもハイヒールを履いている素敵な女性を見るとやはり思うのだ、「いくつになってもハイヒールを履く女でいたい」と。