2006年を象徴する−私のスポーツ
総務部経理課 ハンドルネーム 観戦専門
次第に不安定なお天気の日が増えて、気温も下がり、日の落ちる時刻が日に日に早くなっています。冬が間近に感じる季節になりました。 寒さや除雪を思い浮かべ、冬が来ないで欲しいと思っている人がいる一方、ウインタースポーツのシーズン到来が待ちきれず、ウズウズしている人もいるのではないでしょうか。人それぞれ趣味趣向がありますが、私の場合はスポーツ大好き!ただし「観戦」専門ですが…。 2006年を振り返ると、冬季オリンピックから始まり、WBC(ワールドベースボールクラシック)、サッカーW杯と続き、スポーツの年でした。サッカー好きの私としては、サッカーがほぼ1年中続き、充実した観戦の年でした。(ヨーロッパサッカーは6〜8月が休み) ドイツワールドカップの年として記憶に残る年になったことは間違いないところですが、残念だったのはワールドカップで日本代表が1勝もできず、予選敗退したことです。 今回の日本代表には期待していました。代表の中心選手たちは、若いころから各世界大会で活躍し、ヨーロッパのクラブに所属している選手も多く、年齢的にも選手としてピークだろうと思い、当然、勝ち進むことを期待していました。しかし、チームとしての完成度や実力は、日韓ワールドカップのときより劣っていたように思えてなりません。 日韓WCのときのチームは、攻めにしても、守りにしてもチームとしての決め事があり、意識統一がしっかり出来ているように見えましたが、今回のチームは、「自主性」に重点を置いていたため、それが希薄だったように思えました。ほかの部分でも、FWはなかなか点がとれない、DFは競り負ける、相手より先に足が止まる、期待したほどにはいいところがありませんでした。少しは世界に近づいたか、と思っていましたが、現実は厳しいものでした。 日本選手に合った新方針 しかし日本のサッカーは決して悲観的な状況ばかりではないようです。今後の日本代表にはかなり期待しています。理由は、新監督のチーム作りの方向性に賛成だからです。 ワールドカップで走り負けしたことを考えれば、新監督の「賢く走るサッカー」という方針は「わが意を得たり」といった気持ちです。外国選手の運動能力や体格を考えると、どうしてもそうした面で劣る日本人が試合で勝つためには、相手より運動量を増やすことしかないと思います。最近の試合を見ると、新監督の考えが少しずつ浸透していることがわかり、来年以降の活躍が楽しみになります。
オシム監督の言葉を聞いて、なんとなく会社をサッカーチームに例えて考えてみました。 FW…営業部門 MF…製造部門 DF…管理部門 監督…経営者 と、このような感じでしょうか(人によって見方は違うと思いますが)。
どの部門もそれぞれが大切で、責任を果たしながら全体として一つにまとまってこそ、素晴らしい力を発揮できます。チームを強くするには、まず方針を明確にする。次に組織に浸透させ実行する。そして結果を出すために個人の能力を上げる。このように考えると、スポーツも会社も同じように見えます。 自分のポジションに責任を持ちながら、全体の動きを見ながら「賢く走る」仕事のやり方を心がけたいと思っています。