2006年を象徴する−私の「子供たちと昆虫」
電気課 ハンドルネーム 昆虫国王
今年の4月、会社から帰宅すると玄関に、去年もお騒がせだった昆虫の箱が…。 長男清一は、ゲームが大好きな小学2年生、長女望海は、兄のおもちゃを欲しがる保育園児で年中組、弟開登は、母親にべったりの甘えん坊の3歳、我が家にはワンパクな3人の子供がいます。 長男が園児だった頃からカードゲームのムシキングが流行りだし、夢中になって遊んでいました。やがてカードだけでは飽きたらず、本物のカブトムシとクワガタにのめり込んでいきました。
去年長男は、私の姉からカブトムシの幼虫をもらって育て、孵化をさせたり、私の姪っ子たちからクワガタを貰ったり、昆虫専門店に行って買って来たりと、どんどん数が増えていきました。そのおかげで部屋の中に昆虫の臭いが充満したり、子蝿が群がったりと、昆虫の世話が大変になってきました。
最初は「僕たちが世話をするから…」といっていた虫たちの世話も、いつの間にか「当然の成り行きのように」妻がしている状態だったため、ついに妻は、大爆発!「みんな逃がす!」といって箱ごと外に持っていきました。大慌ての三人は「ダメー、にがしたらダメー」と必死に取りすがります。妻が、「ちゃんと面倒見れるがけ?」と言うと「ちゃんと面倒見る」と言って、その日はどうにか収まりました。 秋が深まり冬が近づいてきたころ、昆虫たちは、一匹また一匹と死んでいきました。後日、妻の話によれば、三人は雑木林に持って行き、土を掘り、ていねいに昆虫を埋め「来年もまたね…」と言って、しんみりしていたそうです。 またまた増えた昆虫たち 今年4月に貰った4匹の幼虫は、7月にさなぎになり20日ぐらいで成虫、1週間で土の上に出てきました。妹と弟それに友達と昆虫同士を戦わせながらの遊びは、非常に楽しそうです。昔、私もカブトムシやクワガタを捕まえては、遊んだのを思い出していました。 その後、夜店のクジで、ヘラクレスオオカブトを、昆虫専門店ではアルキメデスオオヒラタクワガタ(この名前を言うときは、時々噛みます、名前も合っているでしょうか?)とオオクワガタの幼虫をゲット、親戚からもカブトムシを貰い、またまた増えていきました。
かごからクワガタが逃げたと言っては大騒ぎ、二男が手を挟まれたといっては大騒ぎでしたが、今年は去年に比べると、ちゃんと世話が出来ていました。今は、ヘラクレスオオカブトとアルキメデスオオヒラタクワガタがまだ健在で、他の昆虫は死んでいき、去年同様雑木林に埋めていました。
一日一日、そして一年ごとに、子供たちが昆虫を通して生き物の命を考えられるようになってくれれば、昆虫を飼うのもまたいいのかな、と思う今年でした。