愛娘との暮らし
製造部資材課 ハンドルネーム 姫様のファン(40代・男性)
我が家には1歳8ヶ月の“姫様”がおられます。毎日毎日、様々なサービスで家族を楽しませてくれる大変おてんばな姫です。 先日も、妻と姫と三人で近所のデパートに行ったところ、デパートの中には普段家では見かけないものがいっぱいあり、新たな世界に大変興味を持たれたようで、大人物の洋服屋さんや雑貨屋さん等、姫様には関係の無い店を出たり入ったりして店員さんを冷やかします。私たちは店員さんに申し訳なく、頭を下げながら後を追いかけます。10万円の雛人形にいたずらしようとした時は思わず、冷や汗が流れました。 初めて見かける子供にも手を振って挨拶をするなど、サービス精神旺盛な姫様ですが、姫様にも1つだけ弱点があるようです。それは、眠くなってもみんなを楽しませようと歩き続ける為、足元がふらついてよく転んだり、物にぶつかったりしてしまうところ。姫様に怪我でもあっては大変!と、私たちは子供用のカートに乗せれば転ぶことも無いだろうと考えついて、カートに乗せてショッピングを楽しみました。 姫様の新たなファンサービス ところが、姫様はこのカートがいたく気に入った様子でデパートから帰る時間になっても降りてくれません。無理に降ろそうとカートのドアを開けると、自分でドアを勢い良く閉め(妻は手を挟まれそうになりました)、ハンドルを握り、「ブッブー」とクラクションの口真似をして“もっとカートに乗っていたいアピール”をします。仕方なく、その日は子供広場に寄り、姫様の気を引いてカートから降ろし、妻と遊んでいる間に私がカートを隠してしまおうという作戦でなんとか帰ることが出来ました。 それ以降、寝る前にブッブーと言って、ハンドル代わりの絵本をぐるんぐるん回しながら、部屋の中をパレードするという新しいサービスが増えました。またデパート行きたいのかな〜と思いながらも、今度も降りてくれなかったらどうしよう、子供広場から帰ろうとしなかったらどうしよう、と心配事は絶えませんが、考えているうちにいつの間にか笑みがこぼれます。