第13回OTANI PRESENTS ふれ逢いステーション 出演決定
特別寄稿
ジャズ・ドラマー 大隅寿男
昨年12月の「安井さち子トリオ」での出演に引き続いて、この11月14日(土)、再び富山県民会館大ホールで、「ふれ逢いステーション」に参加することになりました。 昨年は、前日から大雪になり、主催者サイドではお客様のご来場を心配されたと伺いましたが、ステージ横から場内を見ると、満席のお客様で驚きました。朝の5時に北海道を発ち、12時間かけてたどり着いた疲れなど一気に吹き飛びました。 今回は「大隅寿男トリオ+平賀マリカ」としての出演になりました。 ピアニストは、私のアルバム『On The Road』('05)に参加してくれた吉岡秀晃君です。ジャズ・ファンにはすっかりお馴染みですが、一言で言えば“超ご機嫌”なピアニストです。ロサンゼルス・タイムズをして『日本が生んだファンキージャズの達人』と言わしめた「匠」と言っていいでしょう。 ベーシストは、最新アルバム『Walk Don’t Run』(‘09.5月)で共演し気心の知れた生沼邦夫君です。歌心いっぱいに、サウンドを支えてくれます。 そして、ボーカル・ゲストが平賀マリカ君。今や人気、実力ともに日本を代表するボーカリストと言っていいでしょう。何度もご一緒いたしましたが、ロマンチックな歌声と説得力ある歌唱力は、聴く者の心に深く染み入るのです。 こうしたメンバーと一緒に、「ふれ逢いステーション」のステージで演奏する機会を得たからには、自分達もお客様も精一杯楽しみ、心通うコンサートにしたい、と意気込んでいます。 昨年、このコンサートに出演したときには、富山のリスナーのマナーに感心しました。聞き込むところは静かに聞き入り、ノル時は手拍子を打って大いにノル!実にジャズの楽しみ方をよく御存知なので、おかげでこちらが気持ちよく乗せられるのです。 そうしたお客様に再びお会いできることを、楽しみにしています。 14日(土)18時、富山県民会館大ホールでお会いいたしましょう。