私のお仕事ご紹介
製造部圧延課 ハンドルネーム Make Way(30代後半・男性)
今自分が担当している仕事は、BPR(ブレーキング・ピンチ・ローラー)のセッティングと言って、鉄筋が確実に送られていくために、厳密な作業をしなければならない難しい仕事です。一つひとつ手作業で部品を交換するのですが、微妙なズレもトラブルの原因になってしまうため、とても神経を使います。この作業を10年以上やっているけれど、いまだに一番難しい作業だと、自分では思っています。 もっと簡単に、楽に作業できないものかと考え、自分でもいろいろと試行錯誤したこともありました。例えば、目印となるところにマーキングをして、次回以降もそれを参考に作業できるように工夫したこともありました。しかしなかなかうまくいかず、結局苦労することになります。ですから最近では、「簡単」にとか「楽に」とか考えて行動するより、実直にコツコツと作業をするべきだと思うようになっています。 雷の日は要注意 ときには、突発のトラブルの復旧作業のため、夜に工場に出向くこともあります。操業のトラブルの原因の一つに、雷があります。雷の影響で停電が起こると、操業は止まってしまいます。そんなときには、すぐに工場に向かい、復旧作業にあたらなければなりません。とくに雷の日は、仕事が終わってからも電話がかかってこないかソワソワします。 でも、自分が作業したことによって設備が無事に復旧すれば、心から「よかったー」と思います。それがやりがいにつながっているのかもしれません。 今後は、後輩たちの教育も熱心にやっていこうと思っています。いま自分が担当している作業を少しずつでも覚えていってもらって、後輩たちが一日でも早く一人前になることを願っています。今後は作業者としてだけではなく、教える立場としても、簡単にとか楽にとかではなく、「確実な作業」を意識していきたいと思います。