編集後記
編集部 かほり
読書習慣を作ろうと思いながらも、実行できずに何年か経ちます。読もうと思って買った本は手つかずのまま“本棚の肥やし”と化しています。 最近、高田郁さんの『ムシヤシナイ』という作品の朗読を聞く機会がありました。大阪の在来線駅で立ち食い蕎麦屋の店長を務める「祖父」と、東京から家出してきた際の「孫」との心温まるお話です。軽い気持ちで聞き始めましたが、語り部の情感あふれる話しぶりに、いつの間にか涙があふれていました。そこから朗読の良さにはまっています。 朗読はラジオや動画サイトで、お金をかけず気軽に聞くことができます。朗読を聞いて、いいなと思った作品は書籍を購入し、時間をかけてゆっくり読むのもいいですね。 読書が苦手でしたが、朗読をきっかけに、文学作品に触れる機会を増やしたいと思います。