趣味の模索
技術部敷設課 ハンドルネーム 趣味ルーキー(40代・男性)
3月というと私のような兼業農家にとっては、いよいよ田植えの準備を始めなければ、とそわそわする時期です。以前は父が主導権をとってあれこれ段取りをしていましたが、父が他界してからもう26回目の春を迎え、今では農協からの情報収集やら苗の手配やら、すっかり自分の仕事として定着してしまっています。我ながら、自分も農家の男になったものだとつくづく感じます。 そんなこんなで、春の田植え、秋の稲刈り、合間を縫って庭木の手入れ(たいした事はしていませんが…)など、毎年11月後半ぐらいまでは、会社が休みの日も外であくせく作業をする生活が続きます。 そんな生活を毎年繰り返すなかで、ふと自分には趣味と呼べるものが何かあるのかと思うことがあります。会社の同僚の話を聞いていると、仲間とスポーツを楽しんでいる人、釣りの話で盛り上がっている人、写真撮影で少し足を延ばして県外まで行く人、音楽演奏する人など、それぞれ趣味をお持ちのようです。自分も機会がなかった訳ではないですが、仕事や農作業で忙しいからと、色んな誘いを断ってきたのだろうと、今になって少し後悔しています。「無趣味が趣味だ」と自分を強引に納得させている始末です。 やがては「芸術鑑賞が趣味」と けれど最近、子供たちのおかげで、今までの仕事と農作業の生活とは無縁だったものを体験できる機会が増えたと思います。 この春短大生になる娘は中学、高校と吹奏楽部に所属し、高校ではマーチングバンドとしても活動していました。高校2年のときには全国大会にも出場しました。高校2年に進級する息子は、中学では吹奏楽部に所属していましたが、高校に入ってからは美術部に入り、昨年はちょっとした美術展で入賞しました。 こうやって、夫婦で子供たちの定期演奏会やコンクール、美術展を鑑賞しに出かける機会が増え、良い経験をさせてもらっていると思います。せっかくなので自分の子供たちの参加・不参加に関係なく、時間が許す限り“芸術鑑賞”に出かけ、ゆくゆくは「音楽鑑賞、美術鑑賞が趣味です」なんて言えたら格好良いなあと思うのであります。