11月17日「将棋の日」
営業部製品発送課 ハンドルネーム:居飛車党(30代・男性)
11月17日は将棋の日です。 今年は藤井聡太四段が大活躍し、将棋人気が大フィバーしたのは記憶に新しいと思います。公式戦29連勝の新記録を打ち立てた最年少プロの中学生棋士です。連日お昼に何を食べたのかまで報道される過熱ぶりでした。 将棋界にブームが巻き起こり、新しく興味を持たれた方も多いのではないでしょうか。私も小学生の頃、将棋にはまっていた時期があり、クラスのみんなと毎休み時間に将棋を指していました。他のクラスの子達は外で遊んでいるにもかかわらず、自分のクラスだけ教室の後ろで将棋を指しているのは、今から思えば異様な光景だったと思います。休日も、近くの公園で盤を広げ将棋を指していたのは良い思い出です。 久しぶりに指してみようかな 新星のごとく現れた藤井聡太四段の報道を目にする機会が多いですが、私には、大変楽しみな対局があります。それは、今対局真っ最中の竜王戦(※1)で、渡辺明竜王に羽生善治棋聖が挑戦する七番勝負です。 渡辺竜王は現在、竜王位を通算11期獲得の絶対的王者。対する羽生棋聖は、近年は昔ほどの実力を出し切れていませんが、私が将棋にはまっていた頃に圧倒的な強さで存在感を示していた棋士の一人で、竜王位を通算6期獲得しています。竜王戦の永世称号(※2)は通算7期獲得した棋士に与えられる称号なので、あと1期です。 さらに、全てのタイトル戦で永世の称号を与えられた棋士の事を『永世七冠』と言うそうで、もし、羽生棋聖がこの竜王戦でタイトルを取ることが出来れば、『永世竜王』となり、史上初の『永世七冠』となるのです。 この七番勝負は今年いっぱい続くので、私の中で再来している将棋ブームも、まだまだ続くと思います。ここ数十年の間、将棋から離れていましたが、駒の動きは覚えています。見るのも良いですが、久しぶりに指したくなっている今日この頃です。 ※1 竜王戦とは…1988年より、読売新聞社の主催で始められた将棋タイトル戦。 (ブリタニカ国際大百科事典より) ※2 永世称号とは…将棋の七大タイトル戦で、連続または通算して規定の回数以上タイトルを獲得した棋士に与えられる称号。(デジタル大辞泉より)