月刊OTANI'11 新年号特別企画 1

平成23年新春 フレッシュ社員座談会

 明けましておめでとうございます。今日は、昨年平成22年4月に当社に入社されたフレッシュ社員の皆さんにお集まりいただきました。
 当社社員として約8か月経過したフレッシュマンの皆さんに、社会人、企業人としての気持ちの変化、今年に期する想いなどをうかがいたいと思います。

(出席者 50音順)
研究開発課 五十嵐 大樹さん
圧延課 岩木 駿さん
研究開発課 大森 春菜さん
製鋼課 山野 透さん
圧延課 谷口 翔一さん
圧延課 釣 宏充さん
  製鋼課 橋場 仁政さん
総務課 村井 雅俊さん
圧延課 森 一博さん
生産管理室 山ア 祐未さん

入社前後で「企業マン」のイメージに変化は?

       
編集部: まず、学生時代の「企業マン」のイメージと、入社後は変化がありましたか?

村井 雅俊
村井: 入社前はどのような生活になるのか想像もつかず、漠然とした不安でいっぱいでした。頭の切り替えという意味では、入社後の新入社員教育期間が2か月あり、会社のことや鉄のことを丁寧に教えてもらえたのがよかった。この間に、同期との仲を深めることもできたし、社会人の心構えもできてきて、抱えていた不安は解消されたと思います。
村井さんの先輩 N.K.さんより
入社当時は社会人になったというプレッシャーからかガチガチに緊張していましたが、最近ようやく慣れてきたようです。これからの仕事では「難しいな」と思うものもあると思いますが、決して投げ出さず、仲間と力を合わせて頑張ってください。
岩木:  説明会で初めて大谷製鉄に訪問するまでは「工場」のイメージだったけど、厚生棟をみて驚きました。24時間入れる浴場や、広々としたリラクゼーション・スペース、無料のマッサージ機も完備されていて、4月入社が楽しみになりました。社会人というと「上下関係があって厳しそう」というイメージがありましたが、今所属している部署は先輩や上司が親身になって話を聞いてくれます。
岩木さんの先輩 S.Y.さんより
 明るく元気で返事をしっかりできる新入社員という印象でした。今では会社にも慣れてきたと思うので、2011年には今の職場で多くの作業をマスターし、タイムリーで確実な作業を行ってもらいたい。


岩木 駿
山ア: 正直入社前は、働く自分のイメージがわかなかったから不安が大きかった。入社して配属先で仕事を始めて、このごろようやく社会人としての自覚が沸いてきました。
五十嵐: 「会社勤め」となると、どうしても時間に縛られるイメージだったけど、今は「縛られる」というよりは、トライの連続って感じだから大分ちがいましたね。大谷製鉄はアットホームな雰囲気で、部署間のコミュニケーションも図られているし、違う部署に配属された同期の集まりもあって楽しい。

大森 春菜
大森: 研究開発課への配属が決まったときは、実験室にこもるイメージでしたが、現場や勉強会に出ると、色々な年代の人や、職種の違う人たちと話す機会があって、人とのコミュニケーションを通じて、イメージが変わりました。人とのふれあいは刺激的。
大森さんの先輩 H.Y.さんより
 第一印象の明るくまじめな人というのは変わりませんが、今は好奇心の旺盛さに圧倒されています。これからも笑顔を絶やさず、さらに向上心をもって業務に当たってください。

谷口:  家と会社の行き来だけのイメージでした。だけど、思った以上に自分の時間はありますね。車があるおかげで、すこし足を伸ばすこともできて、色々なところに行けるし。
大森:  どこに行くの?
谷口:  大手のショッピングセンターとか。“どこかにいく”というより運転が好きなんです。
谷口さんの先輩 S.K.さんより
 礼儀正しく挨拶も元気で好印象の青年です。作業をひと通り覚えて、担当している仕事の幅を今以上に広げていって欲しい。

谷口 翔一
釣:  僕は、社会人になってもこんなに勉強しなければならないなんて思わなかった(笑)。毎日宿題がある。今は、“自由”…というか“自分の時間”はそんなにない時期かも。

橋場 仁政
橋場:  そうだよね、社会人は学生のときみたいに勉強しなくてよいイメージで、だから楽だと思っていました、甘かったなあ(笑)。会社で学ぶことのほうが多いけれど、学生のときは今から思うと受身だったと思います。会社員となったら、わからないことは自分で考えるなり、周りの人に聞くなりしなければならない。それが面白い。
橋場さんの先輩 A.Y.さんより
 配属直後はおとなしい感じで、コミュニケーションの面で心配しましたが、第一印象と違い、仲間と話も良くするし、仕事の覚えも早いので、心強いです。安全面は何より大事にしてください。

今の職場はここがオモシロイ!

       
編集部: 仕事も大分わかってきて、任される仕事も増えてきた時期ですね。
山野: 配属が決まって、新入社員に任される仕事は1つだけかと思っていたら、平行して多数の仕事をしなければならないことに驚きました。最初は大変だったけれど、最近ようやく慣れてきました。
山野さんの先輩 U.K.さんより
 話しかけると大きな声で返事が返ってきて頼もしいですね。大胆というより、細かいところに気がつくタイプかな。各作業に関して、諸先輩の指導を守り、安全最優先で仕事に取り組んでください。

山野 透
大森: 新しいことの連続で、次々と知らないことが出てくるけど、分からないことがわかったときが楽しい。大きな発見とかある。出張なども多いですが、色々な人と接することが出来ます。
五十嵐: それが研究開発課の醍醐味だと思います。このごろしみじみ感じるのは、業務の目的を考えて作業することが大切だなあと…。そうしないと自分がやっている仕事の意義が感じられないし、方向を見失うことになる。いつも目的は明確に持つようにしています。それがなかなか難しいんだけどね。
山ア: 私がやっている事務の仕事って、毎日小さな発見がいっぱいあります。仕事の一つひとつを確実に行わなければならないことが本当に大切なんだと最近思います。確認の大切さを実感している。でもコツコツ進める作業は自分にあっているのかも。
谷口: 現場はコミュニケーションの大切さかな。一つ一つの作業をチームプレーで確実にやるためには、コミュニケーションが何より大切だと思います。
橋場: そうだね。現場での作業は気が抜けないけれど、先輩方は丁寧に指導してくれるし、コミュニケーションの大切さは、大いに感じる。
大森: 新人だからといって、私たちの意見が軽視されるということはないですね。私たちの意見でも、内容が評価されたら通る環境がありますね。その分、発言には責任が付いてくるわけで、いい加減なことは言えない。自分の中でよく考えて提案した意見が通ると嬉しい。


家族で話題にするのは

       
編集部: 新社会人ということで、ご家族からも励ましがあるんじゃないですか?
岩木: 仕事の話は自分からもけっこうするし、親からも会社での様子を聞かれることがありますね。親は、社会人1年目の私をすごく応援してくれます。
山野: 私は夜勤なので、親と話す時間があまりないけれど、食生活をとても気にしてくれています。
釣: 弁当を持たせてくれるけど、バランスを考えてくれているのはわかる。
山ア: 働いている姉がいるので、私から仕事の相談はする。だいたいは「まだまだ甘い」と一喝されます。(笑)
山アさんの先輩 H.F.さんより
 第一印象は柔らかい感じの印象でしたが、一緒に仕事を通じて自分の意見を持ち、きちんと主張できる芯の通った人だと思うようになりました。部署を問わず「山アさんになら任せられる」といってもらえるような社員になってください。

山ア 祐未
大森: 我が家は弟と妹の話しがメインになるので、私から仕事の話をすることは余りないですね〜。家族から見て、私はあまり心配そうには見えないのかなぁ。(笑)
五十嵐: 実家が京都で、父が塾で数学の講師をしているので、帰省したときには仕事の話というより、勉強の部分で父からいろいろ教えてもらいます。


今年はこんな年に

       
編集部: 皆さんは入社から8ヶ月経過したところで、新しい年を迎えられたのですが、平成23年に期するところを聞かせてください。
谷口: クレーンの資格に挑戦して、仕事の幅を広げたい。絶対一発で合格したい。
森: 僕もクレーンの資格を取得したいです。今の仕事を早く覚えて、先輩方に追いつき、安心して仕事を任せられるようになりたい。仕事と私生活にメリハリをつけられる“大人の社会人”になりたいです。
森さんの先輩 F.T.さんより
 配属されてきたときは初々しい感じでしたが、最近はたくましくなりました。担当している仕事に必要な作業をひと通り覚え、その中で得意といえる作業を見つけて欲しいです。将来に期待しています。

森 一博
岩木: 教えてもらっている仕事を早く覚えて、ミスなく進められるようにしたい。何でも人に頼るのではなく、自立していけるよう成長しなければと思う。
山ア: 先輩は聞いたことに対して瞬時に判断し、すぐに指示してくださる。後輩が出来たら私もそうできるようになりたい。
五十嵐: 今取り組んでいるプロジェクトが将来、大谷製鉄の役に立てばよいと思う。結果に結びつく一年にしたい。
大森: 原因と解決策を自分で考えられるようになりたい。どんな仕事も問題意識をもって取り組むってことですね。それともっと知識を増やして色々な人とコミュニケーションを取れるようになりたいです。
村井: コミュニケーションということでは僕も同じ。どうも「説明」が下手で。仕事の結果を報告するにしてもやはりコミュニケーション力の不足を感じてしまいます。

釣 宏充
釣: 圧延工程の各工程で勉強していることをはやく吸収して、現場で分からないことがないくらいまで、自分のものにしたい。職場の役に立ちたい。
釣さんの先輩 O.N.さんより
 体格が大きく、落ち着きがあり、新入社員とは思えませんでした。今は現状の圧延ラインの知識・技能の習得と問題点の抽出を目的に教育をしていますが、技術課に戻ったときにこの教育が役立つように、全面的に協力していきたいです。


今年就職の皆さんに贈る言葉

       
編集部: 皆さん、たいへん心強い言葉が続きましたが、当社だけでなく、これから新社会人になる人たちに贈る言葉を聞かせてください。
山ア: 就職活動中は自分に自信がなくなり、自分の欠点ばかりに目がいくものですが、自信のなさは態度に表れます。ぜひ自信をもって面接などに臨んでほしいです。
橋場: 会社選びのときは、同じ学校のOBやOGから情報収集するというのも一つの良い方法です。
大森: 会社説明会やセミナーなどで、経営者の言葉を聞くことがありますが、その言葉の中にその会社の考え方があらわれます。フィーリングが合う会社では、その言葉にピンと来るものですよ、聞き逃さないでね。
岩木: 社会人になることへの不安は色々あると思いますが、“心配する”より“意気込み”に変えてください。挨拶や一般常識的なマナーなどは知っておく必要はあると思います。
村井: 自分の反省で、入社までに新聞や本を読んだりして文章能力や社会人としての基礎知識を身に付けておけばよかったと…。
五十嵐: コミュニケーションする力も必要です。「コミュニケーション能力」というと難しく聴こえるかも知れませんが、すすんで挨拶できること、人と会話を続けられることも大切なコミュニケーション。その癖付けをしておくことは必要だと思う。
五十嵐さんの先輩 H.Y.さんより
 初めて出会ったときは筋骨隆々で、たくましさを感じました。その骨太さは性格にも現れているようです。筋力だけでなく、表現力やしなやかさも大いに身につけて更なる飛躍を期待しています。


五十嵐 大樹
山野: それと、自分が入社する会社の基本情報…例えば、「何を作っている会社か」くらいは知っておくべきだよね?(笑「誰のこと?」陰の声)
谷口: でも、残りの学生時代は本当に貴重な時間だと思う。「自由」という意味では。
釣: 学生時代を楽しんで!入社すれば、スタートラインは同じだから、今の時点で不安がることはないと思う。
森: 大谷製鉄は新入社員の教育期間も長いし、みんな優しく教えてくれるから、安心してきてください。入社を待っています。
編集部: 長い間お話をありがとうございました。皆さんにとっても、お仕事の上でも実り多き年になりますよう、願っています。


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【平成23年新春 フレッシュ社員座談会】
【我が家の“おせち”の味】
【「花を撮る」写真サークル撮影旅行記】
【編集後記】

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