月刊OTANI'10 新年号特別企画

 ふるさとお雑煮巡り 

 年始に食べるお雑煮は、各家庭、地方によって味や入れる具材が違います。
 社員の方のご家庭で毎年作られるお雑煮を、紹介します。そして県外出身の社員にも取材し、地方ごとにお雑煮を比較してみました。

下の日本地図の地方をクリックしてごらん下さい。

甲信越地方 新潟県
北陸地方 富山県  
福井県
関東地方 茨城県
東海地方 静岡県  
岐阜県
近畿地方 兵庫県  
奈良県
中国地方 山口県
九州地方 福岡県


下の表では、各地の味付けとお餅の違いを、一覧表にしてみました。

【アイコンの説明】
:しょうゆ :みそ 
:角もち(焼かない) :角もち(焼く)
:丸もち(焼かない) :丸もち(焼く)

地方 都道府県 味付け
甲信越地方 新潟県
北陸地方 富山県    
福井県
関東地方 茨城県
東海地方 静岡県    
岐阜県
近畿地方 兵庫県  
奈良県
中国地方 山口県
九州地方 福岡県


甲信越地方

管理部管理課 A . K (女性)
出身 新潟県
お雑煮の写真
味付け  しょうゆ
角もち (焼かない)
具材 白菜、にんじん、さといも、ちくわ、だいこん、ごぼう
作り方 ほしこ(煮干)でだしをとります
具材は短冊切りで具沢山です。
しょうゆ・めんつゆで味をととのえます。
お雑煮の
思い出や
我が家の習慣
我が家では、おもちは、ゆでもちで、お雑煮とは別の器に入って出てきます。というのも、お雑煮のほかに、あんこ・きなこも用意して、各自の好きなように食べれるようにと、なっているからです。


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北陸地方

製造部製鋼課 K . U (男性)
出身 富山県 滑川市
お雑煮の写真
味付け  しょうゆ
角もち (焼かない)
具材 ごぼう、にんじん、こんにゃく、焼き豆腐、すり身、甘えび
身をほぐした焼魚
作り方 焼いた魚(真鯛、フクラギ等)の頭と骨でダシを取り(調味料も)しょうゆ、コショーで味を付け、野菜はささがき、こんにゃく、豆腐はちいさくサイコロに切って、おもちは角もちです。
お水を入れて材料をいれ、沸騰したら火を止めてフタをして蒸らします。
お雑煮の
思い出や
我が家の習慣
特にこれといった思い出はありませんが、お正月くらいは家族全員そろってお雑煮を食べるように心がけています。

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製造部圧延課 N . O (男性)
出身 富山県 氷見市
お雑煮の写真
味付け  しょうゆ
 角もち (焼く)
具材 大根、人参・・・一口大、いちょう切り
油揚げ・・・1cm 角切り
ねぎ・・・小口切り
白菜・・・1cm 短冊切り
作り方 野菜と油揚げをやわらかくなるまで茹で、酒、みりん、かつおだし、砂糖、薄口しょうゆで少しすまして味付けをする。
もちはオーブンで少し焦げ目がつくまで焼き、煮上がった鍋で少し煮て、おわんに盛ります。
好きな人は、ゆずの皮を少し散らして、香り付けをします。
お雑煮の
思い出や
我が家の習慣
 何の特徴も無い我が家の味ですが、次の世代にも受け継いで欲しいです。
 我が家の習慣では、元旦の朝、地域の藤波神社で新年お顔合わせに家長が出席します。その帰りを待って家族そろって朝食の時に雑煮を食べます。

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福井営業所 M . I (男性)
出身 福井県
お雑煮の写真
味付け  しょうゆ
 丸もち  (焼かない)
具材 ささ身、にんじん・・・・・3〜4mm厚さの梅形の飾り切り
みつ葉、かぶら ・・・・・くし切り
作り方 にんじん、かぶらは下茹でする。
鍋に先ず昆布を入れて餅を弱火で10分ほど煮、醤油、ささ身を入れ、餅が少しやわらかくなったら、かぶら、にんじんを入れ、お椀にみつ葉をいれて仕上げる。
お雑煮の
思い出や
我が家の習慣
実家の母から受け継いだ味です(妻曰く)。

結婚来、ずっと妻の作った上記述の雑煮を食してきましたが、幼少から結婚するまでの間の私の実家における母の味付けは味噌でした。福井は地域に依っては醤油と味噌に分かれます。味噌から醤油になった時は何の違和感もなく、いずれの味付けも好きです。結婚してからは、私の実家の母がずっと年末には雑煮用のもち米を家族のために亡くなるまで送ってくれました。1年の始まりに食すお雑煮は、母や妻の作った味を家族皆で味わえるめでたい最高の食感だと思います。

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関東地方

技術部敷設課 Y . A (男性)
出身 茨城県
お雑煮の写真
味付け  しょうゆ
 角もち (焼く)
具材 鶏肉 大根 人参 切り三つ葉 なると 餅
作り方 @薄めのだし汁に大根、人参を入れて少しだけ煮る。
A小さめに切った鶏肉を入れて更に少しだけ煮る。
B薄口醤油と塩で調味し最後になるとを入れ、焼いた切り餅を入れ、切り三つ葉を散らす。

両親が東京出身ですので茨城風ではなく東京風だそうです。
お雑煮の
思い出や
我が家の習慣
 亡き祖父の誕生日が元旦だったので、何年かに一度は祖父の家で、雑煮と一緒にバースデーケーキを食べました。2日には家のすぐ傍が箱根駅伝のルートだったので皆でよく応援に行ったのがいい思い出です。

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東海地方


管理部管理課 T . K (男性)
出身 静岡県
お雑煮の写真
味付け  しょうゆ
 丸もち (焼かない)
具材 白菜、大根、餅、鰹節、青のり
作り方 鍋に水、ダシ(大体粉末)、白菜、大根(4つ切り程度)、餅を入れ煮込む。
大根が柔らかくなったら醤油で味付けをして完成。

器にのせたら上に青のり、鰹節をかけて食べる。
お雑煮の
思い出や
我が家の習慣
年末に本家より餅をもらってからはしばらく朝食はこのお雑煮で毎年年末年始はほぼ毎日食べていた気がします。

現在は1人暮らしですが、作り方が簡単であるのでたまに作って食べることがあります。

青のり、鰹節はおでんにもかけたりするので冬の定番だったような気もします。

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研究開発部 研究開発課 Y . H (男性)
出身 静岡県 静岡市
お雑煮の写真
味付け  しょうゆ
角もち (焼かない)
具材 鰹出汁、醤油、鶏肉、椎茸、人参、大根
作り方 1.鰹出汁を火にかける。
2.沸騰する前に一口サイズに切った椎茸、人参、大根を入れる。
3.大根が透明になったら一口大の鶏肉と醤油を大さじ2杯入れて一煮する。
4.餅を入れて弱火で3分程度煮て完成。
お雑煮の
思い出や
我が家の習慣
焼かずに煮た餅はトロトロに溶けて、他の具材と絡み合います。
そのため、絡み合う具材によって色々な味が楽しめます。
また、汁を飲みほしたお椀の底に溶けた餅がくっついていることもあります。もったいない。
溶けた餅は喉を通りやすくて食べやすいので、食べ過ぎには注意です。

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製造部電気課 R . T (男性)
出身 岐阜県
お雑煮の写真
味付け  しょうゆ
 角もち (焼く)
具材 もち菜、赤巻、椎茸、ネギ、豆腐など
作り方 出汁をとり、酒・みりん少々と薄口醤油で味付け。
具をいれて煮えてきたら焼いた餅をいれる
お雑煮の
思い出や
我が家の習慣
 我が家では雑煮を食べるときに砂糖を入れて食べる習慣があります。私が子供の頃には母が雑煮に砂糖を入れて食べさせてくれました。しかし、私は甘いものが若干苦手なため甘い雑煮が好きにはなれませんでした。
 ある程度の年齢になって自分は砂糖を入れずに雑煮を食べるようになったのですが、小さい頃の苦手意識が消えず今ではほとんど食べなくなってしまいました。

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近畿地方

製造部製鋼課 K . K (男性)
出身 奈良県
お雑煮の写真
味付け  味噌
 丸もち (焼かない)
具材 丸餅、里芋、大根(雑煮用で、直径が最大φ30〜40のものを輪切り)、白味噌
作り方 煮干でだしをとり、小芋、大根を煮て、味噌を入れた後、餅が柔らかくなるまで煮込む。
お雑煮の
思い出や
我が家の習慣
朝作ったものが、2回ほど火を入れている間に、餅が溶けてトロトロになったのを食べるのが美味しい。

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製造部製鋼課 Y . F (男性)
出身 兵庫県
お雑煮の写真
味付け  味噌
 丸もち (焼く)
具材 白菜、にんじん、さといも、ちくわ、だいこん、ごぼう・・・具沢山です
作り方 味噌汁と、同じ作り方だと思います。
お雑煮の
思い出や
我が家の習慣
餅を焼くのがポイントです。こげたところがおいしかったです。

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製造部圧延課  F . T (男性)
出身 兵庫県 三木市
お雑煮の写真
味付け  味噌
 丸もち (焼く)
具材 大根、人参、あなご、かまぼこ、野菜
作り方 具材は全て、家族円満にちなんで、丸く切ります。
お雑煮の
思い出や
我が家の習慣
結婚してからは家内の実家の習慣に変わりまして、味噌仕立てから、すまし汁になりました。

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中国地方


製造部敷設課 Y . M (男性)
出身 山口県
お雑煮の写真
味付け  しょうゆ
 丸もち (焼かない)
具材 里芋、大根、人参、鶏肉、平天、しいたけ、白菜、春菊、丸もち、いりこ
作り方 水から、いりこを入れて、ダシを取る。(いりこ取り出す)
煮えにくい材料から入れていき、しょうゆ、塩、みりん、味の素、等で味付けし、丸もちを入れて、やわらかくなったら、春菊を入れていただく。
お雑煮の
思い出や
我が家の習慣
18歳迄は、ベッタンコ、ペッタンコと杵打ちの餅で雑煮を作りました。58歳迄(神戸)は、餅は田舎からの仕送りで1月の朝食大半は雑煮でした。でも大好物なので飽きませんでした。
 じつは、数年前から嫁の実家(みかん園)のみかんを雑煮に入れています。甘酸っぱさが加わり、風味が変わって美味しいですよ。鍋物でも合いますし、なかなか良いです。一度ご賞味を。

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九州地方


製造部電気課 H . M (男性)
出身 福岡県
お雑煮の写真
味付け  味噌
 丸もち (焼かない)
具材 ・鶏肉、里芋、大根、人参、薄揚げのキザミ、三つ葉
・カツオ昆布だし
作り方 1.里芋、大根、人参を茹でておく。
2.鶏肉とカツオ昆布で、だしを取る。
3.だしがでると、具材と鶏肉を入れ京風白味噌で煮る。
4.餅を入れ(硬い餅を使用する場合は茹でておくこと)、
5.器に入れた後に、三つ葉を添えて出来上がりです。
お雑煮の
思い出や
我が家の習慣
・ 子供の頃(10才位まで)は、歳の数だけ食べる習慣(福岡県の地元)があり、10才頃は毎回(2回/日)の10個の雑煮を食べるのは、たいへんでした。
・ 正月三が日は、嫁さんの味噌雑煮(京都)、私の九州(すまし)を交互に食べることにしています。

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■各ページへのリンク■

【2010年 新春座談会】
【ふるさとのお雑煮巡り】
【2009年 私の一枚】
【編集後記】

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