特 別 寄 稿
「ホールフレンズクラブ」は今年4月、「OTANIふれ逢いステーション」の新参加で素晴らしい10周年のスタートとなりました。新レギュラーとして番組に出演の事務局・藤木さんは、皆さんご存じJAZZベーシストの"ふじき・ふう"さん。3か月が過ぎ、まだ4回の放送ですけれど毎回スペシャル版ともいうべき充実の内容で印象的なお話も沢山ありました。 4月第1回の放送は第2回「ふれステ」コンサートに出演ミュージシャン達がスタジオで生演奏。バンジョーのしげやん、ギターの浜田さん、ふうさんもベースでセッション、そして「グラーバ」のリーダー、トモさんがボーカル出演という豪華版で演奏に惹かれて、その日はFMとやまのギャラリーも多かったですね。 5月はコンサートを振り返りつつ富山の実力派ミュージシャンを御紹介、14年の活動歴を誇る「Jazz Pal」のリーダー・丸杉さんがゲスト。丸杉さんは、ふうさんの「Jazz Crew」にもトランペットで参加していらっしゃいますが、「ジャズクルーでの演奏好きですよ。リーダーじゃないから。」とニコニコおっしゃるところはまさしく自由を愛するジャズマンならではでした。 5月はもう一回スペシャルレクチャー『70年代フォーク特集』。ギター教室を開く細川さんが当時の名曲を弾き語りしながら、ふうさんと共に音楽談義するという趣向。「『神田川』は暗い暗いと言われてるけどギター弾いてると楽しくてしょうがないんですよぉー。」との発言に「そう、そう♪」と共感されたフォーク世代も多いはず。 そして6月はカントリー&ウェスタンの「ナッシュビルハイウェイ」リーダー・藪内さんとペダルスティールギター・高見さんがゲストに。高見さんは30年以上前に独学で楽器をマスター、藪内さんは50年代からリアルタイムでこの音楽に惹かれアメリカには20数回もお出でになっているそうです。 富山には音楽に対し深い愛とリスペクトと喜びを持って演奏している方達が本当に大勢いらっしゃいます。「ふれステ」担当日の「ホールフレンズクラブ」はそういう方達とリスナーの皆さんとの出逢いの場となることでしょう。私自身もこれからの展開が楽しみですし、その他のレギュラー陣、クロスランドおやべ、射水市小杉・ラポールの担当者も大きな刺激を受けています。地域に暮らす人々のために情熱を持って企画された大谷製鉄「ふれ逢いステーション」は公共ホールやメディアが持たなければいけない大切な原点を見せて下さっていると思います。人々が毎日の生活の中で表現することの素晴らしさや感動に出逢えることはきっと人生の幸せにつながっていくはずです。 今後もどうぞよろしくお願いします! 高岸恵子さんが運営しているホームページ 「Hall Friends Club Special Edition」はこちらです。