新年号 特別企画  2

「我が家のお正月風景」



 あけましておめでとうございます。皆様、どんなお正月をお過ごしでしょうか。心機一転、新たに始まる一年に期待で、胸をふくらませておられることと思います。普段から身構えたりせず、自然体でも実践しておられる社員お二人に、「お正月」「めでたい」をテーマに語っていただきました。

お正月を活ける
ただ、お花が好きなだけです。

総務部 ハンドルネーム 都わすれ(女性)


 職場の中庭には、いろいろな植物があります。春になれば桜が美しく咲き、秋には金木犀が、かぐわしい香りを放ちます。今も、水仙などが咲き、肌寒い季節ですが、温かい気持ちにさせてくれます。
 私は、清掃などの業務を行っていますが、ちょっとした空き時間に庭のお花を活けさせてもらったり、冠婚葬祭によって会社に届いた切り花などを花瓶にいれて飾らせて頂いたりしています。好きでやらせて頂いているだけなのですが、社員の方に「お花に癒されます。」とか、「お花を 習っておられたのですか?センスがいいですね。」とお褒めの言葉をいただくと、少し恥ずかしくもありますが、大変嬉しいです。ちょっとした事が、周りの人にそんな風に映っているなんて思いもしませんでした。
 習っていたといっても、何十年も前に中学時代のクラブ活動で活けた程度です。詳しい知識があるわけではありませんし、自己流で瓶に挿しているだけですから…。
 花には、いろいろな人を癒す力があるのかもしれません。これからも、社員の方や家族に、ホッと安らぎを感じでいただける様に、お花を活けていきたいと思います。
 家でも、花は欠かさないようにしている為、正月だからといって、改まって活ける事はありませんが、いつも通りお花を飾り、新しい年を迎えたいと思います。

 育てる事の難しい花もありますが、花に話しかけながら愛情を持って育てれば、美しい花を咲かせて応えてくれますよ。皆さんも是非、花を傍に置いて、ふれあってみませんか?




都わすれさんが職場に飾られたお花



お正月を舞う
地域の絆培う、獅子舞

製造部資材課 ハンドルネーム 百足獅子一味(30代:男性)


 獅子舞といえば、舞を神様に奉納するという事で、おめでたいお正月というイメージもあると思います。
 しかし、当社の所在地である富山県では、おもに春や秋に行われる祭りで披露される事が多いようです。私の地元地区では、毎年10月下旬に秋祭りの一環として、青年団が中心に獅子舞をします。季節こそ異なりますが、その日はお正月と同じく地区にとっては一年の中でも特別な日になります。
 当日は朝早くから夜更けまで、五十数戸の家々を回り獅子舞を披露します。一日中、笛と太鼓の祭囃子が響き渡り、地域がまさに一つになったと感じられる日です。
 この祭りのクライマックスは、その年結婚した青年団員の家で獅子舞を行う時です。その家の青年団員は10月下旬の寒空の下、バケツで水をかけられるという手荒い“祝福”を受けます。ラブラブアツアツ過ぎるのを冷ますという意味があるようですが、この祝福を受けることにより、その夫婦は地域に受け入れられた証となるのです。私も結婚した年にこの“洗礼”を受けましたが、水をかけられる本人はたまったものじゃありません。終わったら風呂に直行です。でないと風邪をひいてしまいますからね。しかし、皆から祝福してもらえ、とても嬉しかった事を今でも鮮明に覚えています。
 このように地域の絆を培うのに大きな役割を果たしている獅子舞ですが、少子高齢化の影響により人手不足に悩まされているのも実情です。青年団を中心に地域全体の努力によってこの素晴らしい獅子舞を永く続けていきたいものです。


 


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