6月の花嫁
この6月に、私は結婚します。文字通り「June Bride(6月の花嫁)」になるのです。
数年前に酒井順子さんの『負け犬の遠吠え』という本が話題になりましたが、その説によれば「負け犬」の年代で、両親から「好きな事ばかりして・・・」と言われ続けていましたが、友人達との時間や自分の時間を楽しんできました。「人にはそれぞれのタイミングというものはあるのよ」、「赤ちゃんだって、歩き始めの日は、み〜んなちがうんだから…」との思いで、特に「結婚」を意識しないできました。
そうした「友達との大切な時間」「好きな事」の中に、出会いがありました。 結婚する相手は、趣味を通じて知り合った縁だったので、イベント企画や制作に向かう私の姿勢や感性への理解者でもありました。これが私にとっての「縁」だったのかもしれないなと思っています。 結婚が決まってから、今まで以上に感じている事は、「人は、支え合っているという事」です。いいえ、「支えてもらっている」という言い方の方が正しいかもしれません。実感として言えるようになりました。 結婚に向けての準備も、極力自分たちでやって、両親には楽しんでもらおうと思っていましたが、実際に進み始めてみると、当たり前の様に両親に動いてもらっている状態で、傍で支えてもらっています。言葉で表すというのは案外難しいけれど、「ありがとう」この一言は絶対に言わなくては・・・・ ありがたい二つの言葉 それと、今の私の心に深く刻みこまれた言葉が二つあります。
一つは、彼のお母さんに。 「何も心配せんと嫁においで。何かあれば、自分の親に言うと心配させるだけだし、私から息子に言ってあげるから私に言っておいで」そう言ってもらった言葉。 結婚するにあたって不安が全くない訳ではありません。 今、そんな言葉をもらえるのは、大変心強く、幸せだと思えたし、やがてお義母さんの様な言葉を口に出来る人間になりたいと思っています。
もう一つは、わが社の副社長に、 「結婚しても心配なく仕事を続けられる環境になっているはずだから、会社はやめずに続けてくださいね。」と言ってもらった言葉です。会社や上司からその様に言ってもらえるのは、女性にとって本当に有り難い事です。両立していける様に頑張っていきたいです。 多くの方々からいただいた、温かい気持ちに応えていきたい。 キャッチボールは相手がいて、投げかけられたものを受け止め、受けたものを投げ返して、始めて成り立つものです。二人で家庭を持つにあたってもそう。支えあって、温かい家庭を築いていけたらいいな、と思っています。