2007年 新春「
新婚
」座談会
新しい年に思う
「目指すべき家庭像と責任」
明けましておめでとうございます。
初春のおめでたいホームページの初画面を、いっそうおめでたくしてしまおうと「月刊OTANI」会心の初企画でございます。
もっとも、初めての1月号ではございますが…。
昨年は当社の社員の中で、1年間に結婚した数としては7名と、当社の歴史の中でも珍しくたくさんの社員が結婚し、その中の一人はお相手も元社員と言う、「結婚RUSH」の1年であったわけです。
そこで7名の社員、全員にお集まりをいただき、結婚を決意するにいたったきっかけ、結婚生活への心構え、おのろけ、年の初めの決意など、大いに語っていただきます。
管理部 : HOT
圧延課: SASA
圧延課: TUKA
圧延課: TOZA
資材課: TORU
電気課: MASA
経理課: TOMO
進 行: 「月刊OTANI」編集部A
記録 ・ 文責: 「月刊OTANI」編集部B
編集部A
:
皆さん、明けましておめでとうございます。そしてご結婚おめでとうございます。これまでの人生の中で迎えたお正月の中でも、もっとも輝かしく、心ウキウキとしたお正月を迎えられたのではないですか?
HOT
:
やはり家族が一人増えていますので、ちがいますね。
全員
:
いろんな意味で、気持ちは変わりました。
編集部A
:
新婚のお正月となると、ますます新たな気持ちにもなろうと思いますが、まずみなさん方が結婚を決意した、「引き金」あたりからお聴きしたいのですが。
結婚を決めたきっかけは?
…
「5年後には多分
幸せ
かもね」
TOMO
TOMO
:
結婚を決めた際には、「決意」という感じではなくて、なんとなく周りから「もうそろそろ結婚すれば…」という空気が伝わってきて。その空気に後押しされたという感じですね。
相手はサークル活動を通じて知り合った人で、知り合って1年半くらいだったんですが、「好きでたまらない」というより「この人だったら、5年後には多分幸せでいられるんじゃないかな」という気がしたんです。友達なんかは、「そんなので、結婚していいの?」って聞かれたけど、わたし的には、冷静にそう思えたんです。
編集部A
:
熱い思いで燃え上がっていないから、良いところもそうでないところも見えた上で、納得できるってことですか?
TOMO
:
そんな感じでしたね。
TORU
:
私の場合、30歳を過ぎて、そろそろ親元から離れて自立しなければいけないな、と思い始めていたところに、社内で気になる人がいたんです。その人は昨年、事情で会社を辞めたんですが、居なくなって見ると無性にその人の家庭的なところが良く見えてきて、あの人となら力を合わせて自立していけるんじゃないかと…。
TORU
編集部A
:
それって「自立」かどうか、微妙だよね。奥さんのビジュアルにホレました、って
白状しましょうよ
。会社にいたときから、合コンに誘っていた、という情報
もありますが?
TORU
:
まあ、そうなんですが…。(爆笑)
TUKA
TUKA
:
偶然友だち同士集まったときに出会って、4〜5年になります。私から声をかけて、付き合い始めて1年くらいで結婚しました。なかなか合う時間がなかった中で、たまに会っていても自然体で居られました。緊張感があまりなくて「楽」だったってことが、結婚相手として考え始めた理由です。弱いところも見せられる。相手も心を開いてくれていたからだと思います。
編集部A
:
TUKAさんは昨年の前半に体調をくずしたんだけど、ずいぶん仕事の上でプレッシャーを感じていたんじゃないかな?責任感があるから、つい無理をするようだし。彼女が結婚を決意したのもその責任感の強さというか、男らしさにほれたんじゃないかな?
SASA
:
私は学生時代に友達の紹介で知り合い、付き合ってから6年。以前から「結婚するならこの人」と、決めてはいたんです。「あとは時期を何時にしようか。就職して3年くらいで、そこそこ貯金もして…」と思っていました。ところが彼女の方が先に仕事をしていて、職場で「結婚は何時なの?」とか言われたり、お見合いの話も出てきて。彼女から背中を押されて結婚に踏み切りました。
SASA
HOT
HOT
:
会社の上司の知り合いから紹介されてのお見合いなんですが、何回か会ううちに波長が合うというか、自然な気持ちで時間を過ごすことが出来る人だったんですよ。私は、陶器や史跡など古いものが好きで、彼女も長年茶道を続けており、お茶碗や道具、歴史などに興味があって、そんなところが気が合ったのかなと思います。
初めて会って2週間もたたない頃に彼女の方から「山のおうちに行こう」と誘われたんですが、そこへ行くと彼女のお母さんがいらっしゃって、 思わず「娘さんと結婚を前提にお付き合いをさせてください」と言ってしまいましてね。私は本心でそういったんですが、どうも段階的には、ちょっと早かったかな〜。(笑)プロポーズまで1ヶ月だったし。(笑)
こんなに
早く
なるとは
MASA
:
私は、お互いの友達同士が知り合いで、一緒に遊んでいて、そこでウマが合ったって感じですね。私はけっこう人見知りが激しいのですよ。しゃべれる人と、しゃべれない人との差が激しい。彼女とは、普通に話せたので自然と親しくなっていって…。会ってひと月くらいで付き合い始め、1年ぐらいで結婚しました。
編集部A
: なかなか決断力があるね。
MASA:
いやあ、決断せざるを得なかったというか。子供ができまして(笑)。もちろん最初から一緒になる気持ちだったので、子供が出来たら出来たで生んでほしいとは思っていました。ただ、こんなに早くになるとは思いませんでした(笑)。
MASA
編集部A
:
じゃ結婚を決意したもっとも大きな要因というのは
ソレだったのですか?
MASA
:
そうですね(笑)。相手は学生なので、いろいろ問題がありましたが。今、専門学校2年で、3月で卒業なので。子供の出産も3月の下旬ですね。
編集部B
:
じゃあ卒業と出産が同時ですか…たいへんですね。
TOZA
TOZA
:
私も友達の紹介で知り合いました、まず「友達からはじめよう」って言って付き合い始めたのが2か月目、そしてそこから4年目で結婚しました。
編集部B
:
4年という期間は、若い人の中では長い方ではないですか?そこで結婚を決断するのには、何かきっかけがあったのですか?
TOZA
:
一緒にいて遠慮しないし、自然で、素の自分が出せるというのが一番かなと思います。でも正直、長い間付き合っていたから「もう、いいかな」っていうのもあったかも。(笑)
編集部B
:
Aさん
が結婚を決意されたきっかけは?
編集部A
:
28歳のときにね、それまで勤めていた会社から、5年間の海外単身赴任の
話があったのだけど
。当事付き合っていた彼女、つまり今の女房だけど、その彼女を5年間待たせるわけにもいかないし、彼女と結婚することを選んだわけですよ。
私の今日あるのは、いろんな意味で女房のおかげだと思ってます。私にストレスを与えまいという配慮、さりげなく普通にしてくれるのでありがたい。「いとしい」って感じ?女房にめぐり合わせてくれた神様には感謝してます。Bさん、ここんところは、ちゃんと書いておいてね(爆笑)。
結婚
後には、ここが変わった…
…
新しい世界のひろがり
編集部B
:
結婚の前後で、生活時間や人間関係など、いろんな意味で生活が変わったと思うんですが。
TOMO
:
結婚と同時に家を建てたので、もう、「大変わり」です。というのも夫が青年団の活動やら、いろんな団体のお世話などをしていて、町を離れたくなかったのです。次男なのでいずれ家を出て自立するということで、地面を買っていました。いまは二人っきりの生活ですが、私の帰りが遅いときなどは、夫が食事の用意をしてくれています。焼きそばと野菜炒めしか出来なかったんですが、ありがたいことに最近、レシピが増えてきました。二人で生活しようと思ったら、おのずとそうなりましたね。
編集部A
:
TOMOさんは、ヨサコイのサークル活動もやっていたと思うけど、ヨサコイ
はまだ続けているの?
TOMO
:
もともと私のサークル活動の関係で知り合ったので、その点は理解があります。認めてくれています。お互いがそれぞれの地域活動をやっているので一緒にいる時間は少ないんですけど、時間の長さよりも中身の濃さはあると思います。
TUKA
:
私はもともと仕事と趣味を持っていたので、会える時間が少なかったのですが、今はもちろん家に帰れば居るので、やはりありがたいです。今まで一人だったので帰宅時間を気にする事もなかったのだけど、帰宅時間は気にするようになりましたね。遅くなるときは先に寝るように言っているんですけど、このごろは寝ないで起きていたりするので。
家庭内分業で
料理
も
SASA
:
独身時代は結構ものぐさで、部屋の掃除や洗濯など、ほとんどまれにしかやらなかったんですが、今は掃除の担当やってます。家庭内分業ってヤツですよ。食事の用意は妻がやってくれています。
TORU
:
私は少し料理をするようになりました。
編集部A
:
レパートリーはどれくらいあるの?
TORU
:
肉じゃがくらいですね。
編集部A
:
おいしく出来た?
TORU
:
自分的にはうまかったんですが…。
編集部A
:
奥さんの感想は?
TORU
:
そこまで聴かないでください!(爆笑)
TOZA
:
私の場合は、料理など家事は全部妻にまかせっきりです。仕事は夜勤ですから朝の上がりの日は夕方まで寝ていて、起きると夕食を妻が作ってくれていまして、やはりありがたいと思いますね。どうしても一緒に居られる時間は少ないですが、感謝はしています。
編集部B
:
新婚なのに寂しいですかねぇ。
TOZA:
でもかえって新鮮かもしれません、それが仕事ですから。でもご飯を作ってくれるのはありがたいんですが、量が多いんです、(汗;)一生懸命に料理本を見ながら作ってくれているので言いにくいけど。
編集部B
:
いっぱい食べてもらって、元気に働いてほしいという気持ちなんじゃないですか?でもひょっとして4人分のレシピをそのままの量で作って、2食分…とか?(笑)
MASA
:
私の場合は、我慢するという部分は大きくなってきたとおもっています。男は子供を産めないでしょう?だからそのつらい部分〜“つわり”だけじゃなくていろいろな部分はわからないですよね。その大変な分、私が我慢しなくちゃと。相手を思う気持ちは、やはり変わりましたね。でも、一緒になったといっても、自分は夜勤で、カミさんは学校に行っているので、すれ違いが多いですね。
編集部A
:
それじゃあ、なかなか一緒に居る時間はないねえ〜。
MASA:
ちゃんと二人で過ごせる時間は、休みの夜くらい。だから結婚したっていう実感がないですね。子供が生まれるまではそういう感じだと思っています。でもライフスタイルが変わりましたよ。今、一番妻のそばにいなきゃいけない時期ですのでなんでも奥さんが1番です。たとえば友達からの誘いは断るとかですね(笑)。
HOT
:
今までは、家族の人数が減る一方だったんです。おばあちゃんが亡くなり、妹が 嫁ぎ、父親が亡くなり、お袋と私の二人で過ごしていたんです。実の親子というのは、居 て当たり前みたいなところがあって「特に会話がなくてもわかるだろう」的に、特別意識しないんです。それが結婚して新しい家族が出来てみると、カミさんを通じて会話が増えましたね。自分以外の人のことを考えるってことが、新鮮ですね。
あと、カミさんが茶道をやっているのですが、いままでそうした分野にまったく関わりがなかったもので、新しい人間関係ができてきました。結婚は、もう一つの世界が広がるってことでもあるんですね。
今年に期すること、相手に望むこと…
…
相手の
人生
を背負う
編集部B
:
新しい年の初めに当たって、自分として今年に期すること、またお相手に望むことなどお話いただきたいのですが。
TOMO
:
結婚のきっかけがサークル活動を通じて、ってことがあるので、彼も私も、可能な限り続けて生きたいと思っています。彼も協力してくれると思います。また彼が地域の活動をいろいろやっているおかげで、地域の人たちは、私の事もすぐに受け入れてくださって…。今年はもっと地域にとけこんでいけたらいいなと思いますね。それぞれの活動は、お互い身体に気をつけて続けていきたいと思います。
TUKA
:
今まで、何かにつけて優柔不断なところがあったと反省していますが、所帯を持ったという意味では、もっと自分に決断力を付けていきたいと思っています。今まではある意味、自分のことだけ考えていれば良かったんですが、これからは相手の人生にも責任がありますから。
HOT
:
自分や母親だけではなく、以前は他人であった人と「人生」を共にするってことを考えると、やはり責任を感じます。「家族を背負う」とか「家を背負う」ということの責任を感じます。
TOZA
:
私も所帯を持ったからには、それを守る責任を感じるようになりましたね。自分を頼りにしているだろうと思うと、妻を不幸にするわけにはいかないですから。
編集部B
:
いいですね〜その惚れ込みぶり。奥さんのどんなところに惚れました?
TOZA
:
ウソがなくて、何でも話してくれる素直なところですね。まして、子供が7月に生まれますし、一人じゃなくなりますから、ますます責任を感じますよ。
編集部B
:
自分の分身ができるんですものね。
TOZA
:
でも、子供が出来ることは、正直、まだ実感湧いてないんですよ…。
TORU
:
自分も彼女も、明るく健康でありたいと思っています。相手が元気であれば、それがどちらにとっても一番嬉しいことですから。
SASA
:
私は、まず仕事がしっかりとやれるようになることが最優先だと思っています。職場の仲間や先輩から信頼されて始めて、家庭的にも自信が持てるようになれると思うので。今年はそういう年にしたいです。
MASA
:
結婚もして子供も出来るわけで、自分の知らない、経験したことのない人生が始まるので、どんなことが起こるのかわからないというのが正直なところですね。妻をいたわって家族を大切にしたいと思います。仕事も、昨年後半に新しい技術スタッフが入られ、スピード化が図られています。やりがいがあると思います。
編集部B
:
それぞれが、それぞれの思いを持ってスタートした2007年ですが、この新しい年が新婚の皆さんにも、職場の仲間の皆さんにも成果多き年になるよう、力を合わせていきましょう。
本日はありがとうございました。
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