編集後記


ひと筆に思いを込めて

編集部 葵



 謹んで新年のお慶びを申し上げます。
 本年も月刊OTANIをご覧いただければ幸いです。

 私が子供の頃は、必ず正月2日に座敷で書き初めをしていました。現在小学校では、3年生から習字がスタートし始めるので、息子は4月に始めて筆を持ちました。墨のつけ具合や、筆にかける力の下限が分からず、穴が空いたり滲んだりとまだまだ模索中ですが、書くのが難しいと言いながらも楽しそうで、体操服に墨をつけながら帰ってきます。しかも、今年度の書き初め大会から、大きなだるま筆に変わります。息子に触発され、私も数か月前に「篆書体(てんしょたい)」という字体の習字に挑戦しました。
 “一年の計は元旦にあり”と申します。元旦には、心整えて息子と一緒に習字を書きたいと思います。

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